坐禅(座禅)をおこなうと、どのような効果があるのかまとめてみました
今回は「自律神経の安定」です。

 

はじめに

頭痛やめまい、突然に動悸がする、イライラするなど。

ながく続く身体や心の不調は、もしかしたら自律神経の乱れによる症状かもしれません。

とくに女性の方は生理的に自律神経を乱しやすいといわれています。

自律神経を安定させたい…そんな方に坐禅がオススメです!

意外ですか?坐るだけで本当に自律神経が安定するのでしょうか?

「坐禅(座禅)」と「自律神経」についてまとめました。

 

 

 

自律神経について

「自律神経(じりつしんけい)」とは全身に張りめぐらされている神経で、

体のさまざまな機能をコントロールする役目があります。

 

さらに私たちの自律神経には2種類あり、

体の活動時や昼間に活発になる「交感神経(こうかんしんけい)」と

安静時や夜に活発になる「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」です。

この2つのバランスをそこなうことを一般的に「自律神経の乱れ」と呼ばれ、

良くない生活習慣やストレスなどで自律神経が乱れると身体のいたるところで悪い症状がでます。

 

 

 

 

 

 

「交感神経」と「副交感神経」

交感神経」とは主に起きているときに働き、血管の収縮や心拍数の増加、発汗などに作用しいわば興奮状態をつくる神経です。

一方、「副交感神経」は主に就寝時などに働き、血管の拡張や心拍数の減少などに作用しリラックス状態をつくる神経です。

どちらも、人間が生きる上で大変重要な神経で一方が働いているときは一方が休んでいます。

まるでお互いが「はかり」や「天秤」に乗っているのような関係です。

 

自律神経の乱れはストレスや不安により「交感神経」が高まり極端な状態になっていることが多いです。

 

 

 

 

幸せホルモン「セロトニン」

この自律神経の「天秤」をコントロールしてちょうどいいバランスを保つ脳内物質があります。

それが「セロトニン」と呼ばれる脳内物質です。

通称「幸せホルモン」などと呼ばれ、近年よく知られています。

 

セロトニン」は「ドーパミン」と「ノルアドレナリン」に並び三大脳内伝達物質にあげられ、

さらにこれら2つをコントロールし「ほどほど」にする役目があります。

 

 

 

 

 

この中の「ノルアドレナリン」は「交感神経」の高まりに関係しており、

セロトニン」が「ノルアドレナリン」を抑制することで「交感神経」が落ち着き、自律神経のバランスがとれると考えられています。

つまり自律神経が乱れている人は「セロトニン」を増やすことで症状も軽減されるということです。

 

 

 

「セロトニン」を増やす方法

「セロトニン」を増やすには下記の2つが効果的だと言われています。

 

1. 太陽の光

網膜から入る太陽の光が、朝起きて活動を始めたセロトニン神経の活動を活性化させてくれます。(基本30分以内、夏は多少短く、冬は多少長くても可)

 

2.  リズム運動

ウォーキング、呼吸、咀嚼をしっかり行うとセロトニン神経の活性化します。

 

 

坐禅=リズム運動?

上記の2つの方法が「坐禅」とどのように関係があるのか?

 

実は坐禅で行う腹式呼吸が2つ目の「リズム運動」に該当するのです。

坐禅中の呼吸は下腹部、主に「丹田(たんでん)」と呼ばれる、おへそから5㎝ほど

下がった場所を使い呼吸をしますが、

肺だけの軽い呼吸ではなく腹筋を動かす腹式呼吸がウォーキングなどと同じ

「リズム運動」にあたるといわれています。

 

 

「継続」が重要

実はリズム運動がセロトニン神経に及ぼす効果はたったの2時間程度です。

しかし毎日、継続してセロトニン神経を活性化させることにより、セロトニン神経の構造が変化し活動レベルが上がるとされています。

それには概ね100日ほどかかるとされており、継続的な坐禅が必要です。

 

 

 

続けよう、朝のおうち坐禅(座禅)

ここでsuwarinoが提案するのは毎日の「朝坐禅(朝座禅)」です。

セロトニンを増やすことの1つ目「太陽の光を浴びる」ということで

朝、太陽に向かって坐禅すればより効果的にセロトニンを増やすことができます。

さらに時間を作りやすい朝に坐ることで生活のルーティーン(習慣)になり、

毎日、継続しやすいと思います。

ウォーキングは準備が大変で雨の日などは億劫になり、さらに足が悪い方など出来ない方もおられます。

坐禅は雨の日でも気軽におうちで出来ます。

もっとも簡単で続けやすい「リズム運動」ではないでしょうか?

≪ おうち坐禅(座禅)のやり方 ≫

 

 

さいごに

自律神経の安定させるために坐禅で「セロトニン」を増やそうというような内容でした。

抗うつ剤や精神安定剤などでもこのセロトニンをコントロールする薬がありますが

薬に頼らず、健康に毎日の「坐禅」で自律神経の安定を目指しましょう!

 

 

 

 

※ 本文章は有田秀穂 博士が運営するセロトニンDojo

 また同博士が一部監修された出版本禅―心と体が綺麗になる坐り方

 その他、現代精神医学事典』(弘文堂) 『e-ヘルスネット』(厚生労働省)

 を参考・引用させていただいております。